2000-11-02 第150回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第6号
ロッキード事件で受託収賄罪で有罪となった佐藤孝行議員の入閣問題を受けて、当時、社民党が閣外協力を続ける条件として、あっせん利得処罰法案を提起したのでありました。 それは、選挙で選ばれた政治家は、一般の国民より高い倫理観と全体の奉仕者としての責任を持っており、特定の団体、個人の利益を図って報酬を得るのはおかしいとの基本的な考え方に立っていたと思います。
ロッキード事件で受託収賄罪で有罪となった佐藤孝行議員の入閣問題を受けて、当時、社民党が閣外協力を続ける条件として、あっせん利得処罰法案を提起したのでありました。 それは、選挙で選ばれた政治家は、一般の国民より高い倫理観と全体の奉仕者としての責任を持っており、特定の団体、個人の利益を図って報酬を得るのはおかしいとの基本的な考え方に立っていたと思います。
そもそも、あっせん利得行為の禁止は、第二次橋本内閣当時の佐藤孝行議員入閣問題を契機に社民党が提起したものであり、その後、我が党の閣外協力与党解消の原因の一つにもなった重要なテーマです。当時、自民党の中には、支持者に頼まれて役所に口をきくことは政治家本来の仕事である、政治家はあっせんする動物だなどと言われている方があって、愕然としたものです。
社民党は、九七年、佐藤孝行議員の入閣問題をきっかけにして、自民党、さきがけとの閣外協力の条件に、あっせん利得罪を提起しました。これは、政治家がその地位を利用して役所、役人に口をきき、見返りに献金を受け取ること自体を禁じた、いわば法のすき間を埋めようとするものでした。
○橋本敦君 私も引き続いてこの問題について伺いますが、今回の佐藤孝行議員の入閣、それに続く辞任問題という一連の事件は、言ってみれば橋本内閣と自民党政治の金権腐敗体質の底深さ、そしてまた清潔な政治を求める国民の社会通念とは甚だしい乖離があるということをはっきり示したと思います。この点は総理も一部会見で言われたとおりであります。
あと、いろいろ伺いたいことがあったんですが、佐藤孝行議員のことについて一言だけ私の意見も申し上げ、大臣と裁判所の意見を伺いたい。 佐藤孝行氏が去る十一日の内閣改造によって総務庁長官になられた。佐藤孝行氏は、最終的に判決が確定したのは昭和六十一年七月九日ですが、受託収賄罪で懲役二年執行猶予三年、追徴金二百万円。
○国務大臣(梶山静六君) もう御案内のとおり、民主政治は国民の信頼を基礎として成り立っているものでございますし、ロッキード事件の佐藤孝行議員については有罪判決が確定をいたしているわけであります。これは厳正、厳粛に受けとめなければならないというふうに信じております。ですから、この政治倫理の確立というもの、これは議員一人一人、そして各党のモラルによるものだというふうに確信をいたしております。
事 務 総 長 弥富啓之助君 ───────────── 委員の異動 十一日二十一日 辞任 補欠選任 甘利 明君 中村正三郎君 伊藤 忠治君 中村 正男君 同日 辞任 補欠選任 中村正三郎君 甘利 明君 中村 正男君 伊藤 忠治君 ───────────── 十一月十三日 佐藤孝行議員
佐藤孝行議員に対する辞職勧告の決議案を衆議院に提出をしたのでありますが、佐藤被告に対する裁判所の判決の中で裁判所が言っていること自体は、今総理がおっしゃった見解とは異にして、政治腐敗を正し、国民の政治信頼を回復する上でも重大なことを言っておるのであります。
○竹田四郎君 次は、きのう東京高裁で佐藤孝行議員の控訴審の判決がございまして、控訴棄却ということになったわけでありまして、ロッキード問題というものは一段と明確になってきたと思うわけであります。そして、さきには撚糸工連の事件がありまして、稻村代議士が取り調べを受け、起訴される、こういう事態であります。幸か不幸か両方とも中曽根派の幹部であったわけであります。
さらに、すべての野党が一致して要求してきました田中角榮議員辞職勧告決議案、佐藤孝行議員辞職勧告決議案の審議を引き延ばし、その成立、採決を阻んで廃案をねらおうという全く数の暴力をあえて強行していますことは、何人としても許されないところではないでしょうか。
いま、中曽根内閣は自民党と共謀して、すべての野党が一致して要求している田中角榮議員辞職勧告決議案、佐藤孝行議員辞職勧告決議案の審議を引き延ばし、その成立を阻んでいます。しかも、後藤田官房長官のごときは、ロッキード公判に関して、検察はでたらめだと司法権に介入する暴言まで吐いている始末であります。すなわち、なりふり構わず、ロッキード疑獄隠しは、まことに目に余るものがあると言わざるを得ないのであります。
ところが、中曽根内閣と自民党は、田中角榮議員辞職勧告決議案、佐藤孝行議員辞職勧告決議案の採決を拒否し、あくまでも疑惑にふたをする態度をとり続けたのであります。国民が求める清潔な政治の実現と、中曽根内閣の存続が両立し得ないことは明らかではありませんか。(拍手) 第四の理由は、中曽根内閣が、議会制民主主義に敵対し、憲法改悪をたくらむ民主主義破壊内閣だからであります。
国民の政治不信とか、あるいはこういうことが許されるならば民主主義の根幹を揺るがすことにもなりかねないのだという疑問は、同じような例の佐藤孝行議員なり橋本登美三郎前議員なりという人たちの判決の中でも、そういう文言が明確に言われておるわけであります。
私の聞いておるところによりますと、長い国会の歴史のうちで、佐藤孝行議員に対する辞職勧告決議がなされたようですが、それ以前長い長い間こういうような決議案が出されて審議せられたということはないようであります。これをもってみても、こういうような決議案は本当に慎重に扱われてやらないと将来に悪例を残すことになりますので、その点十分お考えいただきたい、釈迦に説法ですが。
(拍手) また、有罪判決を受けた佐藤孝行議員に対する議員辞職勧告決議案については、総理は、その地区の主権者が選んだ議員の身分を国会が遮断するのは妥当ではないと弁護されましたが、そんなお説を類推すれば、議員の身分を制約する国会法、衆議院規則の議員懲罰条項はことごとく不当、不法なものに聞こえましょう。「大義親を滅す」と申しますのに、あなたの選択はことごとくその逆であります。
(拍手)あなたが倫理観をお持ちなら、まずあなたの派閥に属し、すでに有罪判決を受けている佐藤孝行議員に対して直接辞職を勧めること、さらに内閣総理大臣のいすを汚し、国民の政治に対する信頼を著しく傷つけた田中元首相に対しても同様の行動をとるべきだと思いますが、いかがですか。(拍手)政治にとって、いまほど国民の信頼と協力が必要なときはないと思います。
それはいま説明のような範囲に及ぶわけでございますが、いま国会で辞職勧告等で問題となっております佐藤孝行議員に対しましては、総裁はこの規定からいったならば処置にやはり応ずべきだという見解を持つべきですが、いかがでございましょうか。
ところで、今国会は、言うまでもなく、さきの通常国会からの懸案たる議院証言法の改正、航特委の復活、灰色高官の証人喚問及び佐藤孝行議員辞職勧告決議案の議決等政治倫理の確立、仲裁裁定の完全実施の議決、人事院勧告の完全実施の取り扱いをその冒頭において先議すべきところ、中曽根首相は灰色高官をかばい、佐藤孝行議員を弁護し、あまつさえ、政府・自民党は挙げて政治倫理の確立に目をそらし続け、もって時間の空費をもたらしたのであります
第一点は、予定した会期内に案件が処理できなくなったのは、与野党国対委員長会談の合意にもかかわらず、参議院での仲裁裁定の議決を一方的におくらせ、また人事院勧告についてその制度の形骸化を画策し、また、佐藤孝行議員の辞職勧告決議案に対してきわめて後ろ向きの姿勢をとり続けた結果であります。みずからの責任において国会空白をもたらしながら、会期延長というのは筋が通らないと言わざるを得ません。
○金子(満)委員 何回も繰り返すようですけれども、佐藤孝行議員が六月八日の判決でクロになったということは、もう天下周知です。そして、あなたが弁護していることもわかりますよ、きょう初めてじゃないんだから。しかし、総理が本当に清潔な政治ということを言葉にするのであったら、言葉ではなくて、態度で示してほしい、これはだれもそう思うと思うのです。
そうしますと、総理、あなたのいまの言葉から言えば、佐藤孝行議員の辞職勧告というものを出している野党のすべての党は、民主的な立場ではない、個人の権利を尊重しない、国会という国権の最高の場でそういう態度は誤りだ、そういうことになりますが、どうですか、その点。
○金子(満)委員 証人喚問で要求したものがありますが、私は、佐藤孝行議員の問題についてはたくさん出ていますけれども、もう一つ、この点では総理に伺っておきたいと思うのです。 あなたは、清潔な政治ということを言っておるし、信頼される政治とも言っておるし、わかりやすい政治とも述べていますよ。確かにその言葉はいいと思うのですよ。しかし、佐藤孝行議員はあなたの派閥に属している議員だと思うのです。
私は、総理に、政治倫理確立のための国民へのあかしとして、灰色高官と言われている現職大臣、与党自民党のかなめにある人の国会証人喚問の実現に努力なされる意思があるのかどうか、また、佐藤孝行議員の辞職勧告決議案に賛成をされるのかどうか、はっきりお答えをいただきたいと思います。
二つ、有罪判決を受けた佐藤孝行議員への辞職勧告決議。三つ、国会における航空機調査特別委員会の復活。この三点を直ちに実現することであります。国会を構成している第一党の総裁としての見解を問いたいと思うものであります。(拍手) 第二の問題は、日米安保条約下の軍備拡大と核兵器の問題であります。 総理は早くも来年一月の訪米を予定しており、日米会談では同盟関係の再確認が主題の一つになると報じられています。
ことしの六月、ロッキード疑獄で有罪判決を受けた佐藤孝行議員その人であります。特赦の申請に当たり佐藤議員は、党の指示に従った、こういう談話を発表しました。政府はそれを受けて閣議で特赦の決定をしたのであります。佐藤議員は、当時も現在も、中曽根さん、あなたの派の議員であります。